今までフジハウジングでは、総合不動産建設会社として、不動産の買取・再生・販売や、賃貸管理・メンテナンスなど、物件をバリューアップする観点からリフォームに携わってきました。
そういった企業活動の中で蓄積されてきた「当社独自のナレッジをお客様に提供していこう」というのが資産価値リフォームの中心となるコンセプトとなります。
リフォームというものを、ただの「美装」として捉えるのではなく、「不動産価値向上のための手段」として捉える、ということです。デザインの話が中心となるリフォーム会社と、相続や資産活用の視点まで踏まえて「どのようなリフォームをした方がいいか」をご助言している私たちとでは、そもそものスタンスが違います。
「住まいのパートナーは資産を扱っているという自覚を持つべき」と考えているからこそ、「資産価値まで考えたリフォーム」というコンセプトでお客様のお役に立ちたいと考えております。
資産価値のある家とは
「自分が子供にどういった資産を残すのか」ということを考えていますでしょうか。お住まいを優良資産にするための工夫はされていますでしょうか。
私たちが投げかけたいのはそういった話です。そのための手段が「資産価値リフォーム」です。
「資産価値に基づく家」にしておけば、賃貸することで自分の代わりに家がローンを稼いでくれますし、売却も容易です。相続したお子さんたちも、お金をかけずに活用しやすい家をもらった方が嬉しいのは容易に想像できます。
このように、「自分の労働以外で資産を増やす手段」を考えておくことは有用です。
所得を増やしていきたくても、年々働けるパワーは減っていきますから、自分の労働に依存しない資産作りの仕組みが必要なのです。そこで、すでにお持ちになっている住宅の活用法については、第一優先で考えておいた方がいいわけです。
例えば、4000万円の家だとして、仮に年間120万円(月10万円の家賃)ほど建物が稼いでくれるならば、利回りは3%となり、住宅ローン金利より有利です。(資産価値のある家はもっと稼ぎます。)
不動産投資的視点で言うならば、お金が借りられるのであれば、セカンドハウスを買って働かせるほうが、銀行に預けておく(0.001%)より利回りが良いという話です。銀行からお金が借りられるという「信用」を自分の財産と考えられる人は、このようにセカンドハウスを運用しているわけです。
人生を経営していかなければならない中で、住まいという資産を通して何ができるのか。そういったアドバイスも、我々総合不動産会社の仕事になった、と感じています。実際、当社は賃貸管理会社でもあるため、200名を超える物件オーナー様から日々様々なご相談を受けております。
少しでも高く売ったり貸したりするためには、そこに「住みたい」とか「欲しい」と思えることが大前提です。つまり、資産価値リフォームでは、デザインや美観だけでなく「ニーズ」に着目します。居住者のライフスタイルにあったニーズを提供していくことが、その住宅の価値となるからです。
当社は、自社施工物件を販売・賃貸・管理することで得た知見を根拠としたご提案を強みとしております。リーズナブルに資産価値を向上させる手法を研究し、お客様に還元してまいります。
住宅は貯金箱になりうる
資産価値のある家を考える際には、前述の通り、貸す時・売る時の話になりがちなのですが、当然、暮らしをもっと楽しく快適にするリフォームについても考えるべきです。
当社は、QOL(クオリティ・オブ・ライフ)という考え方を大事にしています。
QOLは、世界保健機関(WHO)が定義した概念であり、「Quality of Life」の頭文字を取った言葉です。日本語では「生命の質」「生活の質」「人生の質」などと訳され、医療や福祉の分野で注目されている言葉です。
お金は大切なものです。ですが、貯金が多ければ、即ち幸せなのでしょうか。
円安で物価が上がっていくと、相対的に現金資産の価値は毀損します。QOLをあげていくためには、貯めたお金をどのように使っていくか、ということも重要となってきます。
その答えのひとつが「快適に住めて、いつでも活用できる家をつくっておく」ことだと当社は考えています。「住宅は負債」「リフォームはコスト」という価値観から、「住宅には自分で稼ぐ能力がある」「住まいづくりは楽しい」「リフォームは有効な投資」ということに気づいて頂ければ幸いです。
また、リフォームは健康投資にもなり得ます。解説は下記の記事に譲りますが、リフォームによって、健康に楽しく暮らせる工夫ができる。投資してあげればリターンが返ってくる。このように考えると、家こそが貯金箱に見えてきます。
私たちが実現したいのは、資産価値リフォームによって、生活や暮らしがより素晴らしく豊かになるためのストーリーを描くことです。
コラムや施工事例では、良い住まいづくりをクローズアップして、「住まいと暮らしはもっとアップデートできる」ということをしっかり伝えていきたいと考えていますのでご覧いただけたら幸いです。